ドラ校長の広場

ドラえもんが大好きな校長のブログです。

「思いやりの心を育てる」教育者研究会から

 8月2日(土)午後から平成26年度第51回教育者研究会(岸和田浪切ホール会場 主催 モラロジー研究所)に参加してきました。

 この研究会は、最近政府が声高く道徳教育をすすめようと言っているずっとずっと前から、道徳教育の重要性を訴えながら研究を進めていた団体です。実は私はこの研究会の一員の方で、横山校区に住んでいらっしゃる方と生涯学習課で仕事をしているときに知り合いまして、活動を見聞きさせていただいていました。槇尾中学校のグラウンドにある外のトイレの清掃をボランティアとして、長年続けておられました。その方は定期的にトイレを清掃しておられました。この活動は自分のためでもあるとおっしゃっておられたのが印象に強く残っています。今は活動場所をいぶき野小学校や北池田中学校など他の学校にも広げておられます。自分で実践されており、無理に人に押しつけることなどありません。私はこの方の背中を見て勉強することがとても多くあります。

f:id:nanyoko-koutyou:20140802172941j:plain

 現代社会の大きな変化の中で、教育の果たす役割はよりいっそう大きく、家庭・地域と連携した取組の必要性が高まっています。いじめや生活指導上の課題もあちらこちらで聞かれています。世の中には便利な道具がどんどん開発され、子どもたちの生活の中にもどんどん入り込んでいます。携帯電話、スマートフォン、パソコンなど便利な世の中になりました。しかしながら、その便利な道具も使い方を誤るとたいへん大きな問題を引き起こします。誹謗、中傷だけですまない大問題になっている事件なども、多くは使い方の誤りから始まっています。便利な道具も使う人のモラルによることが多いのではないでしょうか。道具の使い方も大事ですが、使う人の心の問題が最優先されるべきではないでしょうか。学校教育だけでなく、家庭、社会における道徳心を育むことが必要となっています。

 「協働」で心を育てましょう。