青森大会2日目
青森県の6市町9小中学校で2日目の分科会が午前中に行われました。
全ての学校がへき地指定を受けています。地図で見ても山間または海辺ですね。昨日紹介したへき地教師の歌そのものです。私はつがる市の車力小学校へ行きました。全校児童は40名で、1、2年生は単式学級、3・4年生と5・6年生が複式学級です。
複式学級をご存じ無い方も多いと思いますが、簡単に説明すると、一つの教室に二つの学年が入って一人の担任が前の黒板と後ろの黒板を行き来して授業をする方法です。文部科学省の基準で学級設置と教員の配置が決まるのです。一学年の児童数が少ないと隣りの学年といっしょにされるのです。しかし今日の車力小学校は後ろや前に分かれる「ずらし」ではなく、構造化した方法で授業を進めていました。
今日は全部の教室で国語の授業が1時間目、二時間目は全校集会で問答ゲームをしていました。私も参加させていただきました。
ペアやグループで話し合いを持つのは本校と同じ取り組みです。学び合いは少人数の学校ではスタンダードになっているようです。
分科会後の研究協議ではこれまでの研究について発表がありました。3年前から取り組みを続けているそうです。しかしこの3月末で閉校を迎え、三校が統合されて新車力小学校ができるということです。
全国大会で知り合った広島の校長先生が、この春4名の児童と出会い、学校の存続も含めへき地教育の新たな可能性を探るために、大会に参加しておられました。これから情報交換するお約束をしました。縄跳びの取り組みをまずご紹介していただき、冊子とDVDもいただきました。こんな出会いがいっぱいあるので、遠くまで来て良かったと思います。