校内研修 《大公開》

　今年度の授業公開を伴う校内研修は最後となりました。6時間目に5年生の国語「わらぐつの中の神様」という教材を用いての授業です。和泉市教育委員会の指導主事をお迎えして5時間目にも各学年の授業を参観していただきました。「学びあい」の授業については全学年で取り組んでいますが、今回の授業者の5年生担任は昨年4月に本校に転勤してから、この指導法を取り入れようと努力しています。しかしながら、戸惑うことも多いので先輩教員や指導主事からの助言をもらいながら、毎日授業を組み立てています。

　今回の授業では、実際のわらぐつを借りてきたり、紙ひもでわらじを編むなどして物語のイメージを豊かにしようと工夫してきました。音読を毎時間しっかりとさせることにも工夫を凝らし、ペアで読ませたり、1人で読ませたりなどしっかりと読み取ることができる音読を繰り返してきました。

　今日は主人公のおみつさんが一生懸命作ったわらぐつ（みったぐないけども、はく人のことを思ってしっかりと作ったもの）を大工さんが買ってくれるという場面でした。大工さんも仕事に対しては自分なりのしっかりとした考えのある人です。5年生児童がグループに分かれて話し合いを繰り返し、考えを深めていくことができてきました。

　授業後は、全職員で研修会を持ち、今日の授業のねらいが実現できたのか確認するとともに、指導主事から見た今日の授業のいいところと足りない部分について指導･助言をいただきました。会議終了後も校長室で各先生方の悩んでいるところについて、一人ひとりお話をすることができました。すべて子どもたちが主体的に学ぶ授業を目標とし、これからも研修を続けていきたいと考えています。