ドラ校長の広場

ドラえもんが大好きな校長のブログです。

認知症サポーター養成講座

 みなさんは認知症サポーターって知っていますか?

 認知症は、誰にでも起こりうる脳の病気です。85歳以上では4人に1人にその症状があると言われています。認知症の人が記憶障がいや認知障がいから不安に陥り、その結果、周囲の人との関係が損なわれることがしばしば見られ、家族が疲れきって共倒れしてしまうことも少なくありません。しかし、周囲の理解と気遣いがあれば穏やかに暮らしていくことは可能です。

 認知症サポーターとは、認知症の正しい知識を持ち、認知症の人やその家族を温かく見守る応援者です。決まった活動があるわけではありません。認知症の人や家族を見守ることがスタートです。そこから自分たちにできることを少しずつ実践していく人のことです。

 今日は、4年生が和泉市認知症サポーター養成講座を老人会の人たちといっしょに受けました。和泉市 生きがい健康部 高齢介護室 高齢支援担当とキャラバンメイトの方々が講師の先生でした。

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 はじめに、「認知症ってなあに?」ということで、スライドを使って学習していきました。とてもわかりやすく整理していただいていたので、大人も子どももしっかりと理解できたと思います。DVDで「大好きなおばあちゃん」を見ましたが、老人会の方から、「こんなときにはおじいちゃんがでてけえへんなあ・・・・。」と嘆きの声が聞こえてきました。

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 2時間目は、寸劇を子どもたちに見てもらって、気づいたことや接し方を子どもたちに考えてもらいました。

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 グループに分かれて、どんなことができるかを話し合っていたのですが、キャラバンメイトの方々が口々に しっかり話し合える子どもたちですね。 と誉めてくださっていました。考えたことをホワイトボードに書き込んでいったのですが、一枚では足りなくなったグループもありました。

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 認知症サポーター養成講座を多くの学校で開催していただいているキャラバンメイトのみなさんから、最後にお言葉をいただきました。老人会の方々と普段から交流していることがよくわかります。また「和泉市で一番考えている子どもたちだよ。」と誉めていただきました。これから子どもたちは、自ら行動する実践で学習を深めてくれることと思います。

 いっしょに学習していただいた老人会の皆さま、寒い中、子どもたちのためにご指導いただいたキャラバンメイトの方々、和泉市職員の方々、本当にありがとうございました。