ドラ校長の広場

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鍋谷峠トンネルの見学

 f:id:nanyoko-koutyou:20161209084036j:plain国土交通省や鳳土木事務所さんのご協力で、本日鍋谷峠トンネルの見学会が実現しました。国道480号は、泉大津市の国道26号線を起点として和歌山県北部地域を縦貫し、和歌山県有田市の国道42号に至る幹線道路で、和歌山県大阪府の府県間を連絡する道路です。国道480号の府県境区間は、大阪府が「父鬼バイパス」として、和歌山県が「平(たいら)道路」として整備を行っています。府県境をまたぐ延長4.1kmの区間は、地形条件が厳しく整備に高度な技術を要することから平成20年度より国土交通省近畿地方整備局浪速国道事務所が直轄権限代行事業として、事業を推進しています。鍋谷峠道路は、府県境の国道480号が抱える課題を解決するために整備する道路です。

 本校の子どもたちは、このトンネルの工事の概要が書かれているパンフレットと見学会資料をいただきましたので、ご家庭でご覧くださいね。

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 浪速国道事務所が用意してくださった大型バス2台に分乗し、全員ヘルメットを着用してトンネルに向かいました。

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 トンネル内はまだ舗装も途中の段階でしたが、プロジェクターを用意してくださっていて、発破の様子などもビデオで見せてくださいました。爆薬を使って掘っていたことにみんな驚いていました。

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 トンネルを掘るだけで、1,000mで30億円もの費用がかかるそうです。ということは、このトンネルは掘るだけで約100億円かかっているのですね。あとは中の壁や天井、舗装費用、照明装置、換気装置、非常用の消火器などたくさんのお金がまだまだ必要なんですね。平成29年3月末の完成をめざして工事が進んでいるということです。

 子どもたちには、なぜトンネルを掘るのか考えるように話しました。大昔は手で掘っていた時代もあります。トンネルはなんのために?ご家族みんなで考えてみてくださいね。