ドラ校長の広場

ドラえもんが大好きな校長のブログです。

「がんばること」の意味 & なわとび練習

 先週のことです。リコーダーの苦手な男の子が校長室に来てくれました。いっしょに練習しようと呼びかけるとさっそくリコ-ダーを教室からとってきて、指使いの練習をしました。お家でよくお手伝いをするのでどうしても包丁を持った時の左手や右手が猫の指になってしまって、穴をふさぐことができませんでした。でも、指の腹で押さえるために指を寝かすようにしようと言うと、がんばってふさぐことができるようになったのです。苦手なことを克服する小さな一歩になったかもしれません。とてもいい笑顔が自然と出てきました。

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 こんな小さなきっかけから、子どもたちはがんばる気持ちが出てくるのですね。このようなエピソードは、学校では子どもの数だけあります。きっかけは自分で作る場合もありますが、友だちや先生、お父さんやお母さんなど家族も大きな影響を与えます。そのきっかけを認めるか、見過ごすかで大きな差が出てくることもあります。子育ての中で、いろいろな人に子どもを見てもらう大切さは、親一人では見ることができる箇所がほんの一部だからです。集団で育てることで、子どもを多面的に捉えることができるし、成長のきっかけを与えてもらったり、行動を認めてもらったりすることができるのです。大人が子どもを見守るを輪を作ることがとても大事です。子どもにその輪を広げることが大事です。

 絶対にしてほしくないことは、子どもを決めつけで見ることです。また、想像で見ることです。「この子はあんな子」、「あの子はこんな子」大人はそれを見たのですか?もう成長はないのですか?自分が決めつけられたら・・・・・。

 子どもたちは成長します、成長過程では失敗もあります。その失敗をどう捉えるか、それが大人の責任です。失敗を積み重ねて登る山もあるのではないでしょうか。絶対にできない失敗もあることはありますが、学校は失敗をするところとも言えます。

 学校と保護者が同じ方向を見て進めないと、子どもは迷ってしまいます。どうぞ先生方と話し続けてください。

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 今朝はなわとびの練習の日でした。久しぶりの晴れの日差しのもとで、楽しく運動ができています。1年生も跳ぶ姿勢がずいぶんよくなっています。続けることが力になってきています。

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