ドラ校長の広場

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伝統の炭焼き体験 第1日目 その1

 毎年恒例の南横山小学校伝統の炭焼きが、今日と明日の二日間本校学校林の入り口にある炭焼き窯で行われます。今朝早くから炭焼き講師の三人の老人会の方々が窯の暖めに来てくださいました。毎年1度しか窯を使いませんので、最初の暖めが炭の出来映えを左右します。つまり、窯の内部が冷えていると良い炭が焼けないのです。

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 窯の暖めが終わった頃に、講師のお一人である山本さんに6年生の教室で今日の作業の説明をしていただきました。その後、窯の前で原木をくずのツタを使って何本かに束ねる作業をしました。ツタを使うのはなかなか難しいですが、指導していただきながら一生懸命6年生が準備をしました。

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 次の作業は束ねた原木を窯の中に入れて、またぐりという道具を使って奥から立てていくのですが、これがたいへん難しい作業です。入り口が狭いのと原木の束が重いので重労働です。手伝っていただきながら隙間の無いように奥から詰めていきました。午前中の最後の作業は、焚き口に着火して終了です。焚き口で薪を燃やすと奥の方にある煙突の吸い込み口に向けて、火が吸い込まれていくのです。見事な仕組みを昔の人は考えておられたようですね。

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 十分に火が奥まで回った午後3時半頃に焚き口を全閉します。山の中で炭焼きをしていたときは、完全にフタをして中の様子は分からなくなってしまうのですが、本校では耐火ガラスをはめ込んで中の様子を見ることができるようにしています。今晩はこの様子を見に子どもたちが保護者といっしょに見学に来ます。

 今日の夜の様子は本日午後9時頃にブログにアップしたいと思います。お楽しみに!