ドラ校長の広場

ドラえもんが大好きな校長のブログです。

わたの学習(3年生)

 3年生が栽培していた綿を収穫して、糸にする授業に取り組みました。3年生が夏前から、炭焼き窯近くの畑で綿を栽培していました。そのわたを収穫したのですが、どのように利用していたのかを学習していました。今日は、平野区で河内木綿を栽培し、伝統の文化を守っておられる方に講師として来ていただきました。平野区わたの会の方たちです。平野区ではわたの普及を通じて地域への愛着や関心を持てるよう、また河内木綿の普及を通して地域の活性化、賑わいを取り戻す支援をされているそうです。

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 初めに、一連の作業の説明を聞かせていただきました。初めに綿の実とわた毛を分ける「わたくり」という作業です。わたくり機という機械を回して種を取り出します。日本の棒の隙間から繊維だけを取りだし、綿の実を通さないようにしています。わたの繊維をほぐす作業を「わたうち」というのですが、弓の振動を利用してほぐします。見事にふかふかになりました。ほぐした綿をお箸のような棒に軽く巻き付けてから棒を抜いて、「じんき」という直径2センチほどの綿のつつを作ります。そのつつを軽く持って糸車を利用してその綿によりをかけていくのです。糸車は先生に手を取ってもらって少しずつよりをかけて作っていきました。よりをかけると簡単にはちぎれない強い糸ができました。

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