ドラ校長の広場

ドラえもんが大好きな校長のブログです。

キャリア教育 《児童文学作家に聞く》 & ふきのとう

 大阪府和泉市出身で、1997年に大阪府の中学校の吹奏楽部を舞台とした「ビート・キッズ」という物語で第38回講談社児童文学新人賞、1998年には第36回野間児童文芸新人賞、第9回椋鳩十児童文学賞を受賞された「風野 潮」さんに来ていただきました。実は本校教務の先生の妹さんです。「ビート・キッズ」は2005年に映画化されています。主人公は、私と同じで岸和田生まれの岸和田育ちなんですよ。

 今日は6年生のキャリア教育のために、箕面市からお越しいただきました。本が出版されるまでのお話が中心でした。一つの作品が出版されるまでには、もちろん作家さんが中心ですが、出版社の社員の編集者さん、校閲さん(校正を専門に仕事する人)、画家さん(表紙や挿し絵を描く人)の4人がチームを作って取り組んでいるそうです。今は、講談社の青い鳥文庫から出版されている、「氷の上のプリンセス」(フィギュアスケートのお話)4巻と5巻を例にして出版の流れをお話しいただきました。4巻は昨年の9月後半頃から書き始め、2月13日に発売されたばかりです。出版社との原稿のやりとりや校正、表紙カバー、本文イラストの打合せなどについて、資料を見せていただきながら話していただきました。本を書くためにいろいろなフィギアの大会を観戦しておられたそうです。5歳の頃から9歳までに書いたお話などをお父様が残しておられたそうで、一冊の本にして綴じられていました。5歳ですのでひらがななどは学習していなかったそうですが、本が身の回りに多くあったので、見よう見まねでひらがなを書いていたようです。子どもさんが書いたものを保存しておくって貴重な資料になるんですね。

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《ふきのとう》

 地域の方が今朝、庭先で芽を出していたよと持ってきてくださいました。都会ではなかなかお目にかかることのできないものです。南横山地域はまだまだ寒いという印象ですが、着実に春に近づいているんですね。

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