ドラ校長の広場

ドラえもんが大好きな校長のブログです。

へき地等学校長研修(於:能勢町立東郷小学校)

 激しい雨が降る中、昨年7月に大阪府へき地の研究大会が行われた能勢町立東郷小学校に研修に行ってきました。さすがに、北摂能勢町)の気候は和泉市と比べるともっと厳しいものがありました。今年のお正月は雪がたくさん積もってたいへんだったそうです。今日も各教室はストーブが入っていて温かかったですが、廊下に出るととたんに冷え冷えとしていました。でも子どもたちは夏と変わらず元気でとても明るかったです。午前は東郷小学校の授業参観と27年度に向けての事業予定等の会議でした。 

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 午後からは、地域の見学に出かけました。学校のご近所で酒屋さんを営んでおられる歴史作家の家村 耕さんに地域を歩いて、地黄城趾と地黄公会堂をご案内いただきました。地域の名前「地黄」の由来は、中国原産の薬草をこの地で栽培し地黄煎を作って天皇をはじめ諸大名に調進していたからだそうです。関ヶ原の戦いで軍功を上げた能勢頼次が1602年(慶長7年)より普請が開始されたそうで、1615年秋に地黄城が完成したそうです。能勢町を取り巻く戦国武将についてとても詳しくお話しいただきました。

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 東郷小学校の周りは田が多くてびっくりしたのですが、やはり城下町として栄えた時代の名残だと思われます。昔の街道も歩かせていただきましたが、当時の石積みの技術で作られた側溝が今でも残っていました。

 学校は必ず歴史の中に存在しています。私たちもしっかりとその歴史を後世に伝えていく必要があると感じました。