ドラ校長の広場

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狂言教室で体験したよ。(芸術家の派遣事業)

 本日5,6時間目に体育館で狂言教室が開催されました。この教室は、平成26年度文化庁・文化芸術による子どもの育成事業(芸術家の派遣事業)を活用したものです。この事業は、学校に芸術家を派遣し、講話、実技披露、実技指導を実施することにより、次代の文化の担い手となる子どもたちの発想力やコミュニケーション力の育成を図り、将来の芸術家の育成や国民の芸術鑑賞能力の向上につなげることを目的としているものです。この事業を受託したのは、公益財団法人 山本能楽堂 というところです。 

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 今日は、大蔵流狂言善竹会の狂言師の方が3名学校に来てくださいました。初めは、狂言についての講話としてお話が中心でした。以前お知らせしたように2年生と5年生が数人狂言を経験していたので、知っている言い回しの時には口が動いていました。

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 その後は、座り方や立ち方などを指導していただいたので、実際にやってみました。1年生の男の子は一生懸命やっていたので途中で足が痛くなるほどの真剣さでした。「以呂波」を途中で実演していただき、そのおもしろさに子どもたちから笑い声が聞こえてきました。狂言はおもしろい劇だということが伝わってきて、6時間目の実技指導で声の出し方などを教えてもらうと大きな声が出てきていました。

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 最後は6年生の教科書に出ている「柿山伏」を演じてくださいました。

柿山伏

永年の修行の帰り道、喉の渇いた山伏(=修行僧)は道中に広がる柿畑を見つけ、苦心の末木に登り、いくつもの柿を無断で喰べ始めます。そこへ柿畑の持ち主が通りかかり山伏を見付け、あの手この手で揄からかって困らせますが・・・。 

無理難題にうろたえる傲慢な山伏の仕草が笑いを誘います。平成23年度より名古屋市立小ほか採用の国語教科書(光村図書刊6年生)にも取り上げられている作品です。

 

 子どもたちも事前学習でじっくりとこの話を味わっていたようで、真剣さと笑いとで楽しい時間を過ごしました。