ドラ校長の広場

ドラえもんが大好きな校長のブログです。

第65回近畿小学校長会協議会研究大会(大阪大会)

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 8月5日(火)大阪国際会議場(グランキューブ)において、第65回近畿小学校長会協議会研究大会が開催されました。近畿二府四県から約1600名の小学校校長が集まりました。主題は「新たな知を拓き、人間性豊かな社会を築く日本人の育成を目指す小学校教育の推進」ー共に学び、深め合い、いのちを輝かせて、未来を生きぬく子どもの育成ーです。開会式・全体会の後、記念講演では「人とロボットが共生する未来社会」という演題で大阪大学で知能ロボット学を研究しておられる 石黒 浩 先生のお話を聞かせていただきました。石黒先生は、小学生の頃「人の気持ちを考えなさい」と大人から言われたことから、この道に入ったということです。

 子ども心に

◎大人になるってどういくことか?

◎なぜ大人は知ったかぶりをするか?

◎何も解っていない。命の価値さえも解っていない。

◎子どもの頃の疑問が最も大切。      

 ということに気づいたということです。そして、価値を捜すために生きるという結論に至ったそうです。そして、人間を知るためにロボット研究を始めます。今ではロボットの世界では知らない人はいないほどの方だそうです。本当におもしろいお話で、引き込まれてしまいました。 一度ネットでこの方を検索してみてください。

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《石黒研究室のホームページから》 http://www.irl.sys.es.osaka-u.ac.jp/
石黒研究室では,未来の人間社会を支える知的システムの実現を目指し,センサ工学,ロボット工学,人工知能認知科学を基礎として,知覚情報基盤・知能ロボット情報基盤の研究開発、そしてこれらに基づき、人間と豊かにかかわる人間型ロボットを創成する研究に取り組んでいます。

 知覚情報基盤とは,多種のセンサからなるセンサネットワークを用いて,そこで活動する人間やロボットの知覚能力を補い,その活動を支援する情報基盤です.知能ロボット情報基盤とは,人間と直接相互作用することを通じ,ロボットの持つ多様なモダリティや存在感を活かした情報交換を行う情報基盤です.
 
 人間と豊かにかかわる人間型ロボットの開発は,「人間とは何か」という基本問題と常に密接な関係を持ちます。また街角や病院などの実社会の中に実験フィールドを構築し,人と関わるロボットの社会実験に積極的に取り組んでいます.ここで研究成果を実社会で検証するとともに,知的システムを応用した近未来の人間社会のあるべき姿を常に模索し続けながら研究を進めています.

  

  午後からは6つの分科会に分かれて研究協議を行いました。私は第6分科会「教育環境 教育条件」に参加しました。子どもたちの豊かな学びと育ちを願い、学校・家庭・地域が共に作り上げる教育環境・教育条件について考えました。他府県の校長先生方と交流できるいい機会でした。

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