日本人はなぜドラえもんが好きなのか？ 給食と共に考えよう！

　本校児童が「日本人はなぜドラえもんが好きなのか？」という特集を載せた雑誌を持ってきてくれました。「OFF」という雑誌です。バランスが良くて美しく感じられる比として「黄金比」1:1.6はよく知られていますよね。古代ギリシャ時代にはその理論が確立していたそうです。しかしながら、東京工芸大学の牟田淳さんによると、日本には黄金比以上に好まれている比率があるということなんです。それが「白銀比」です。白銀比とは１：√２、およそ１：1.4の比率で、身近な例では、紙のサイズでA版、B版のコピー用紙やノートです。日本の歴史的な建物や絵画にもその比が認められるそうです。

　ドラえもんとはどうつながるのでしょう？実は、日本のアニメのキャラクターには白銀比が多く使われているそうです。キャラクター好感度上位10位のうち、５つがこの白銀比のスタイルで、「となりのトトロ」、「ドラえもん」が代表です。ゆるキャラも［ひこにゃん」「せんとくん」も当てはまります。白銀比が多用されるのは、日本人が好むことに加え、かわいい印象を生み出す特性があるためだと牟田さんがおっしゃっています。正方形に近づくとより子どもっぽい雰囲気になります。ポケットモンスターのピカチュウがその代表例です。わたしも白銀比に近い体型ですので、ドラえもんを身近に感じているのかもしれません。

　今日の給食は、夏野菜のカレー、海藻サラダ、牛乳でした。夏野菜の中にはゴーヤも入っていて、敏感な子どもは苦みを感じたようですね。先ほどのドラえもんと同じくらい不思議なのは、給食で好きなメニューを聞くと「カレー」は定番で上位に入ります。大人もカレーは好きですね。わたしものぞみ野だったかな？まなび野だったかな？オアシスカフェというネパールのカレー屋さんが最近お気に入りです。誰か理論的にカレーの人気を分析してくださいませんかね。